エンパワーメント Empowerment
力(パワー)をつけることの意です。女性のエンパワーメントは、女性が自分自身の生活と人生を決定する権利と能力を持ち、さまざまなレベルの意思決定過程に参画し、社会的・経済的・政治的な状況を変えていく力をもつことを意味します。
女性はこれまで権力から排除されてきました。そんななかで、自分のために、自分の内から発し、自分を支える力、生きぬく力を育んできました。このような力は結果として、他人に影響を与えたり、動かしたりします。一人ひとりが力をつけることが、別の人の力をつけることになり、グループ全体の力を高めていきます。女性が力をつけ、権力の内、すなわち意思決定の場でその力を発揮することは、単なる女性の地位向上に止まらず、新しいビジョンや価値観をつくることでもあります。新しい世界の構築につながることが期待されています。
このエンパワーメントの考え方は、1980年代の半ばから開発途上国の女性運動のなかで提起されるようになり、世界各地の女性運動に浸透してきました。1994年の国際人口・開発会議以降、国連等の公式の場でもエンパワーメントということばが頻繁に使用されるようになりました。1995年第4回世界女性会議の「行動綱領」は、「女性のエンパワーメントに関するアジェンダ(テーマ・議題)である」と書き出されていて、キーワードになっています。
