性別分業・性別役割
性別分業・性別役割は、「男は仕事、女は家庭」といった例の性別による役割分担です。その結果、女性を家事・育児・介護にしばりつけ、女性は経済的に不利な立場に置かれます。一方で男性の生活者としての自立を妨げ生活無能力者にし、会社の奴隷のような地位に置く結果ともなっています。
性別分業・性別役割の背後にあるのは性別特性論です。男性は「知的に高度で、行動力・実行力に富み、勇敢である」とされ、女性は「感情的に豊かで、優美でかわいらしく、従順である」とする枠組みが出来上がっています。そしてこの枠組みに反する行動を取ると、女らしくないあるいは男らしくないと周囲から批判されてきました。知性や実行力は女性の中にもあり、優美さや従順さは男性の中にもあるはずです。一人ひとりの個性、自分らしさを発揮できることは人間の豊かさにつながります。
「性別分業」は、社会通念上の役割分担が職場の中に持ち込まれた結果起こる職能分業です。一般的な企業活動は男性役割を主体としているもので、女性はその中で「二級・補助」扱いを受けてしまいます。ですから採用・配置・賃金・昇進・解雇の全ての面で差別されています。
(2005年12月追補)
