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「従軍慰安婦」 comfort woman

1932年から1945年の終戦まで、日本軍兵士の性的慰安のために、占領下各地に慰安所が作られ、そこに送り込まれた女性たちのことです。朝鮮半島を中心に、中国、台湾、フィリピン、インドネシアなどで強制連行された女性の数は、8万人〜20万人ともいわれています。

未成年者も含まれ、監禁状態で毎日何十人もの兵士の相手をさせられる性奴隷のような存在で、抵抗したり病気になって使い物にならなくなると殺されることもあり、彼女たちは苛酷で非人道的な扱いを受けました。元「従軍慰安婦」の女性たちは、心と身体に深い傷を負ったまま、半世紀もの間、沈黙を余儀なくされてきました。

1991年に元「従軍慰安婦」の韓国人女性が、人間としての尊厳の回復のため、日本政府の謝罪と補償を東京地裁に提訴したことで公(おおやけ)になりました。1992年、日本政府は公式に謝罪、さらに強制連行の事実を認め再び謝罪しました。
また日本政府は1995年、「女性のためのアジア平和国民基金」(財団法人)を設立し、民間から償いのための募金を呼びかけました(〜2007年終了)。
しかし国家補償を求める韓国の元「従軍慰安婦」の女性たちは日本政府の責任逃れと反発し、1996年から支給が始まると受け取りを拒否する女性も出て、被害者間に分断を招く事態もおこりました。

国連人権委員会は1996年、日本政府に「法的責任を認め、被害者に補償金を支払うこと、すべての資料の公開、書面による謝罪、教育の場でこの問題の理解を深めること」などを勧告しました。その勧告に沿って、中学校の歴史教科書に「従軍慰安婦」を記述することになりました。

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