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M字型曲線

女性労働者の年齢階層別の労働力率(15歳以上人口に占める労働力人口の割合)をグラフに表すと、30歳代前半をボトムとするM字カーブを描くことから、女性労働者の働き方をM字型曲線といいます(下表)。

M字型曲線は1960年代後半からみられるようになり、日本女性の働き方の特徴です。ノルウェ−、スウェーデン、アメリカは逆U字型を示しています。 日本のこの現象は、結婚・出産・育児の期間は仕事を辞めて家事・育児に専念し、子育てが終了した時点で再就職するという女性のライフスタイルの現われです。女性に家事・育児を負担させるという性別役割の考え方が根強く残っていることを示し、働き続けるための条件が整っていないことを意味しています。

さらにM字型が示す問題点は、育児が終了した後の再就職はパートタイム労働者が多いという点です。パートタイム労働者は低賃金で、社会保険なども保障されず、仕事の内容も単純労働を強いられるなど、正社員に比べて労働条件はあらゆる面で劣悪です。このことが女性労働者全体の労働条件の改善を阻んでいる大きな要因にもなっています。

日本の女性の働き方がM字型曲線から逆U字型に変わっていかない限り、男性を中心とした社会から真の男女平等の達成はむずかしいといえるでしょう。

M字型曲線図

作成;「労働力調査 長期時系列データ第3表」(総務省)より

資料;

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