パパ・クオータ制
パパ・クオータ制はノルウェーが導入している制度で、育児休暇の父親割当制のことです。
ノルウェーでは女性のほとんどが仕事についていますので、育児休業制度は早くから制度化されていました。母親・父親どちらでも取得可能でしたが、育児休暇を取得するのは女性が多く、出生率も低下していました。そこで、父親にも育児の役割を果たしてもらおう、育児の喜びを感じてもらおうということで、パパ・クオータ制が導入されたのです。
パパ・クオータ制は、「意思決定の場への女性の進出と、男性の家事・育児への参画は、表裏一体である」と父親の育児参画への必要性を説き、父親の育児休暇は有給で4週間取得できるという制度です。この制度が1993年に導入されて以降、父親の育児休暇取得率は約90%に達し、出生率も増加しました。
なお、日本では、育児休業法は1992年4月に施行されました。男性も取得可能ですが、男性の育児休暇取得率は2003年の厚生労働省調べで 0.44%という実情です。
厚生労働白書でも父親の育児参加を促していますが、育児は女性の役割という意識が強く、男性が職場で育児休暇を取得したいと主張する雰囲気はまだまだ無いのが現状です。しかし、政府は少子化対策の目玉の1つとして、男性の育児休暇取得を企業に働きかけて推進しようとしています。
資料:
- 「2003〜2004年 海外情勢報告」(厚生労働省)
- 「平成17年版男女共同参画白書」 極めて低い男性の育児休業取得 (男女共同参画局)
(2005年9月追補)
