性差別語 sexist language
男性中心社会の価値基準で、女性をひとくくりにして、より劣った性として表現した言葉を指します。
現在ではすでに死語になりつつありますが、「女医」「女流作家」「OL」「女史」のような表現は、男性が主とするなかで「女性」であることを意識して表現したものです。
「やまとなでしこ」「内助の功」「化粧っ気なし」「男まさり」「女房」「主人」「家内」などのような語句も、これも「男性」を基準としたことの表れです。女性を一定の伝統的な役割・イメージと結びつける表現になります。よく使われる「女のくせに」「男のくせに」「男は度胸、女は愛嬌」なども、男女の役割を固定することに結びつく表現で「性差別語」といえます。
メディアの中でも性差別語については論議されていて、例えば、1997年5月に刊行された共同通信社『記者ハンドブック第8版』に、性差別表現についてのガイドライン(基準)が初めて以下のように示されました。
・女流→固有名詞以外は使わない
・女史→○○○○さん
・[注]女傑、女丈夫、女だてらに、女の戦い―など女性を強調する表現はなるべく使わない。同一場面では男女の敬称をそろえるよう努める。
ただし、メディア一般となるとまだまだ徹底しておらず、報道関係者によって差がありますが、不快語、差別語と例示し使わないようにと指導している程度が多いようです。
2005年9月追補)
